☆牛黄は、中国最古の薬物書といわれる(中濃本観に上薬倫を養う粟)として収載されています。 「作中農本章経集注」には、「久しく服すれば身を軽くし、天年を増し、人をして忘れざらしめる」薬物と
され、長期間服用すれば病中病後の滋養強壮剤としてすぐれた効きめを現すと記されています。
☆牛黄は、昔は「健忘」すなわちボケの予防や治療に用いられていましたが、現代中国でも"芳香開藪薬"として脳血管障害の意識障害に使用されています。
☆人参は、古来、不老長寿の霊薬としてもっとも珍重されてきた漢薬の一つで、「神農本草経」に上薬として収載されています。「本草網目」には「男婦一切の虚証を治す」と記されていて、これは人参の滋養
強壮剤としての性質を一言で表したものといえます。霊黄参の効きめは牛黄と人参の相乗作用によるものです。 徐之才の本草書には「牛黄は人参を便となす」とあり、古くから牛黄の効き目を増強したり、効き目を
補い合ったりする牛黄のパートナーとして、人参が最良であることが知られています。 霊黄参には疲労回復作用や血圧降下作用をはじめ増血作用、肝機能改善作用、解熱作用、鎮痛作用など
多くの薬理作用が証明されています。 |