新年、明けましておめでとうございます。
昨年は数多くの中からナガエ薬局をご選択いただきまして誠にありがとうございます。本日より通常営業とさせていただいておりますのでぜひご利用いただければと思います。
年末年始期間中のお問い合わせ及びご注文につきましては順番に対応をさせていただいております。また、発送が行える商品に関しましては順番に発送を行わせていただいておりますので今しばらくお待ちいただければと思います。
2019年もナガエ薬局をよろしくお願いいたします。
中国へ行ってまいりました
年末には中国の上海へ行って参りました。中国では主に観光も行いましたが、本を購入したり、実際に現地ではどの様に診ているのだろうかといった部分にかんしても少し拝見させていただきましたが、あまり経験をした事がない部分を実際に拝見させていただきますととても勉強になりました。
そんな中、食事をする際に山積みになっていたものがありました。ご存知の方も多いかと思いますが、こちらの食べ物は生薬としても使われています。
食事の際に日本では見ないと思いますが、竜眼(りゅうがん)と呼ばれる食べ物です。殻を強く握るとパカっと殻が割れて中身が出てきます。
竜眼について
竜眼には竜眼肉と竜眼種があります。一般的に中医学では肉の部分(竜眼肉)を使用しますが、薬性としては甘く、温める役割があり、帰経は心と脾系となります。効能としては臓器の心や脾を補う役割(補益心脾)や養血をして安神を与える役割(養血安神)、滋養強壮があります。主に物事を考える事が多い方、何事にも驚きやすい方、眠れずに忘れやすい方におすすめの生薬です。
用量としては10〜25g(大容量の場合は30〜60g)を煎じて服用します。エネルギー源でもある気・血が不足している場合には人参・当帰・酸棗仁などを加えます。また、産後や大病後、気血両虚が進んでいる場合には単品で服用します。ただし、身体に湿や痰がある場合には服用は避ける事とされています。
竜眼肉は基本的に身体を温める性質(温性)の生薬ですが、現地の中国の方に聞いてみると種の部分(竜眼種)は身体を冷やすので食べないとの回答がありました。真意はわかりませんが一般的に冬の寒い季節には竜眼肉(果肉の部分)を食べるのが良いのではないかと思います。
店頭でも竜眼肉は販売しておりますのでぜひ滋養強壮などとしてご利用いただければと思います。漢方薬では加味帰脾湯(かみきひとう)がおすすめとなります。
お知らせ
黄連阿膠湯エキス顆粒「クラシエ」につきましてメーカーより連絡がございまして、製造設備に関する要因により、2019年6月をもちまして販売を中止となる事が決定いたしました。(他の漢方薬に関しましては影響はございません。)
現在、最終の御予約を承らせていただいております。
予約は1月8日までとなりますのでお早めにご連絡をお願いいたします。
なお、期間後にも黄連阿膠湯エキス細粒「コタロー」もございますのでそちらをぜひご利用ください。
2019年も数多くの中から当店をご選択いただけますよう、社員一同努めて参ります。
本年もナガエ薬局をよろしくお願いいたします。