ヘム鉄
鉄は吸収率が低く欠乏しやすいミネラルです。 赤血球の主成分であるヘモグロビンを構成する重要な要素で、不足すれば貧血や倦怠感の原因になります。 食品に含まれる鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。 魚や肉に含まれる鉄分がヘム鉄、野菜や穀類に含まれる鉄分が非ヘム鉄です。 ヘム鉄は植物性の非ヘム鉄に比べて、体内への吸収率が5〜10倍も良いという優れた性質があり、またビタミンCと一緒に摂ることにより一層吸収されやすくなるという特徴もあります。 鉄の1日の必要量は、成人男性が10mg,成人女性で12mgですが、女性は毎月の生理で20mgもの鉄が失われてしまいます。 そのため女性は潜在的な欠乏症になりやすく、男性以上に積極的に鉄を補給する必要があります。 しかし日常の食事を通して鉄を摂るとなると、牛レバーならおよそ7kgも食べなければなりません。 ヘム鉄は普段の食生活ではなかなか摂りにくい栄養素ですので、健康食品などで積極的に補うことをオススメします。 |