漢方薬の老舗[ 長江薬局 ]は、江戸時代初期から約300年の歴史と伝統を持っています。（創業：愛知）
ご依頼・ご相談はお電話ください！
TEL. 03-5747-4193
営業時間 AM 10:00 ～ PM 6:00
桂枝加芍薬湯の概要解説
概要解説
排便が困難な状態が起きやすい胃腸を中心とした症状（主にお腹の張り、便意があるけど排便が難しい・困難な状況）など主に腸の気の流れや冷えを改善する役割によって便を出しやすくするおすすめの漢方薬です。
桂枝加芍薬湯の中医学解説
主な役割：温中補虚・和裏止痛
・温めて胃の衰え（胃虚）を補う役割（温中補虚）
・深下部や内蔵（裏）に関する痛みを止める役割（和裏止痛）
身体の冷えによって内蔵の血液循環が悪くなってしまい、腸の蠕動運動などの動きが悪くなる事で腹部の痛みや張り、便が出ないなどの状況に繋がります。腸の血液循環を改善する事によって腸の働きを取り戻し、強める事で下腹部の痛み、渋り腹、お腹の張りを緩和します。また、胃、大腸を温める事で胃腸を上部にして排尿の量を整えます。
便が出ない、排便が困難などの症状が強い場合や顕著にある場合には大黄が配合されている桂枝加芍薬大黄湯をおすすめいたします。
こんな方におすすめです！（ご利用の目安）
便秘になったり、下痢になったりする方
おなかが痛くなるが出ない
腹部膨満感
ストレスを感じやすい
処方構成と適用症
処方構成
桂皮（けいひ）
大棗（たいそう）
芍薬（しゃくやく）
甘草（かんぞう）
生姜（しょうきょう）
消化吸収やエネルギー源を補っていく脾を温めて虚を補う役割（温中補虚）の小建中湯から膠飴（こうい）を取り除いたもので脾胃を奮い立たせる役割の甘草、生姜、大棗、桂枝、血を補って肝を柔軟にする役割（補血柔肝）や肝の気が脾胃に対して影響を与えにくくする白芍を配合している漢方薬です。
適用症
腹部膨満感のある次の諸症:しぶり腹、腹痛に効果があります。
中国での主な使用法
主な役割：調和营衛、理脾和中、緩急止痛
中国では主に風邪を取り除いて菅衛を保つ役割（調和营衛）、脾や胃の気を流して消化を促進させる役割（理脾和中）、肝の気を流して気鬱による停滞を改善する役割（緩急止痛）として知られている漢方薬です。身体を温める力がない状態（太陽病）の方を中心に用いられています。腹部膨満感が強い場合には厚朴、腹痛が強い場合には芍薬（増量）、冷えによる便秘には当帰、肉蓯蓉、杏仁を加える場合があります。
中国での構成は桂枝(皮を取り除いたもの：去皮)、芍薬、甘草(炙ったもの：炙)、大枣(割ったもの：擘)、生姜(切ったもの切)となっています。
お問い合わせはコチラへ！
ナガエ薬局
電話番号： 03-5747-4193
皆様のご依頼を心よりお待ちしております！
→ 桂枝加芍薬湯の販売ページ（クラシエ）
お電話・メールなどでも対応可能です！
クラシエやコタローの漢方薬につきましてはご質問の有無などの確認後に発送を行っておりますが、お問い合わせフォームやお電話で対応可能です。特に電話であればスムーズに対応を行う事もできますのでお気軽にご連絡をお願いいたします。電話やメールにつきましては店頭で必ず確認を行っております。