十味敗毒湯( じゅうみはいどくとう )
十味敗毒湯は、華岡青洲の創製による処方で皮膚病一般に用います。
十種の生薬の相乗作用で,内因、外因を除去し、血液や病変細胞組織の中毒症状を解毒し体外に排出します。
従って化膿性皮膚疾患、じんましん、湿疹などに本方が適用されます。
茯苓4.0 桔梗3.5、柴胡4.0 川きゅう3.5、防風3.5、桜皮3.5
甘草2.0、荊芥3.0、独活2.0 生姜1.0
化膿性皮膚疾患、急性皮膚疾患の初期、じんましん、急性湿疹、水虫。
【使用のポイント】
● 患部が発赤し腫れたり、かゆみがある皮膚病に用いる。
● かぶれたり、腫れ物、吹出物など化膿する皮膚病に用いる。
● 小柴胡湯タイプの皮膚病に用いる。
● 水虫の内服薬として用います。
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