小建中湯( しょうけんちゅうとう )
小建中湯(しょうけんちゅうとう)は、漢方薬の古典といわれる中国の医書「傷寒論」 「金匱要略」に収載されています。
内臓を温め、緊張をやわらげる作用から、「おねしょ」の漢方薬としても有名です。
芍薬7.0、桂皮4.0、大棗3.0 甘草2.5、生姜1.0、膠飴20.0
体質虚弱で疲労しやすく、血色がすぐれず、腹痛、動悸、手足のほてり、冷え、頻尿及び多尿などのいずれかを伴う次の諸症=小児虚弱体質、疲労倦怠、神経質、慢性胃炎、小児夜尿症、夜泣き。
【使用のポイント】
● 体質虚弱で疲れやすく、頻尿を伴う子供の夜尿症に効果があります。
● 慢性胃腸炎で胃腸が弱く、緊張した時に腹痛があったりする人に多く用いら
れます 。
● 顔色がすぐれず、よく動悸がする人の疲れやだるさに効果があります。
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