二陳湯(にちんとう)は、北宋時代の漢方書である「和剤局方」に収載されている薬方です。 漢方では、正常な水分代謝により保たれている生理的水分を津液といいますが、水分の代謝がうまくいかず、全身的、或いは局部的に非生理的な水分の過剰な状態が生じると種々の障害をおこします。 消化管の水分代謝がうまくいかない時 悪心、嘔吐などが表われます。 二陳湯は、このような時の悪心、嘔吐に効果があります。 半夏5.0、茯苓5.0、陳皮4.0 甘草1.0、生姜1.0 悪心、嘔吐