八味地黄丸( はちみじおうがん )
八味地黄丸(はちみじおうがん)は、中高年者の老化予防の漢方薬として繁用されます。
即ち、疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量の異常、痺れ、視力減退、腰痛、脚弱、下肢痛、老人性皮膚掻痒症などに本方が適用されます。
地黄6.0、山茱萸3.5、山薬3.5 沢瀉3.0、茯苓3.0、牡丹皮3.0
桂皮1.0、附子1.0
疲れやすくて四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇がある次の諸症=下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ。
【使用のポイント】
● 肉体的、性的に疲労する中年以後の薬方として用います。
● 口渇があり、夜間排尿、頻尿などの排尿異常に用います。
● 老人性白内障、視力減退に用います。
● 臍下不仁(臍下軟、臍下悸)で腰痛、脚弱に用います。
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